2018年『バランス釜の開口が招いた悲劇・・・4階建マンションの3階天井廻りが漏水。原因を探れ！』｜塗装・防水工事

漏水には本当に苦労します。2015年に外壁塗装させて頂いたマンションなので当然『漏水が起こるとオーナー様から、ちゃんと工事したのか？』と連絡が入るのは当然です。足場がないので3階窓から顔を出し目視確認。外壁にはクラック（ひび割れ）塗膜膨れや特に目立った欠損、形跡は見当たりません。屋上陸屋根を検査しましたが多少の劣化はありますが漏水するなら最上階4階天井に影響が出ます。
※RC構造で欠損箇所から躯体鉄筋を通して違う階の天井漏水に繋がるケースありますが今回は該当しません。
疑わしい場所は浴室のバランス釜（給湯器）開口部ですが給湯器を取外す訳にもいきませんが4階リフォームする事になりシステムバスも新設！後日浴室の解体現場を確認するとバランス釜の開口枠を抑える四方枠木部と躯体の間が『ザックリと割れています。』散水テストをするまでもありません。

直ぐに左官職人を呼び一滴の雨も入らない様に補修しました。

外壁面から10㎝程奥で亀裂があるので2015年当時は気が付きませんでしたが今では改修工事の際にフードを取付したり開口部にプレートを入れる等のご説明をして対策しています。注）横から雨が降るとフードだけでは無理があります。風の向きで漏水したり、しなかったり・・・）

この現場を教訓にして漏水対策・付帯工事を提案しますが上手く説明出来ず苦戦する事が多いのも現状です。

構造様式・築年数・水周りの状況・間取りを考慮して色んな引出しを用意していますが、直ぐに忘れてしまう、担当者Yです。