神戸市灘区にある外壁塗装修繕・防水・屋根工事・太陽光照明スカイライトチューブ施工店 その他リフォーム工事!
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神戸市灘区、当社から近所の某お菓子会社の本社屋上です。陸屋根は気分転換に屋上でタバコを一服。夏は花火が良く見えるなど非常に使い勝手が良く便利ですがメンテナンスをしないと少し厄介。戸建住宅に多い切妻屋根、寄棟屋根、片流れ屋根の様に3寸~4寸の勾配(傾斜)がないでの豪雨時には雨が溜まります。排水口を定期的に掃除していれば良いのですが鋳物のゴツイ蓋を取外して掃除は困難です。そんなこんなで平場の防水層が劣化してきます。10年~15年に一度は防水工事を推奨しますが水漏れしていなければ皆さん必要ないと思いますよね。でも天井に水漏れしてなくても躯体には漏水している事が多いです。
今回もそんな事例を紹介します。既存のコンクリート押えにウレタン防水(密着工法)を施工してますが防水層が切れてコンクリート押えのブロックの隙間から湿気(雨)が入り夏場に建物が暑くなると隙間から凝固物が出てきました。正体はコールタールです。石炭を乾留して精製する防水性の高く古くから用いられています。そのタールが蒸気で押し上げられウレタン防水を突き破り飛び出して来たのですから、『誰がガムをこんな所に捨てやがって!』を思うかも知れません。ここまで来ると防水改修が必要です。
排水口の内部も亀裂があり外部に白華(白い粉)している場合も注意が必要です。
ウレタン防水(通気緩衝工法)を採用し脱気盤を2基設置。屋上平場と立上~天端部の防水改修施工です。
塔屋の屋上には水を供給する高架水槽がありこちらも防水改修。各排水口は改修ドレンを設置して排水口内部の亀裂からの漏水を防ぎます。
4月に入社式がありますが天気も味方して問題なく完工した現場です。脱気筒を取付する予定でしたが筒なので担当者Yもよく足を引っかけて・・・入社式の事も考えて脱気盤(凸なし)を取付しました。
※今回はコールタールで土間防水していすがシートの場合もあります。建物構造についても日々勉強です!